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競技ヨーヨーを見る上で知っておくべき「ヨーヨーの5つのスタイル」

ただのおもちゃとしてだけではなく、スポーツとして昇華したヨーヨー。この競技ヨーヨーは世界中で親しまれており、世界大会には毎年約30カ国から参加があるほどです。競技は「規定トリック競技」と「フリースタイル競技」の2種類があります。そこで今回は、大きな盛り上がりを見せているフリースタイル競技の6部門について解説します。

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ヨーヨの競技は2種類

競技は決められた技の成否を競う「規定トリック競技」と、フィギュアスケートのように演技の技術や芸術性を競う「フリースタイル競技」の2種類があります。今回は、フリースタイル競技にフォーカス。6部門について詳しくご紹介します。ヨーヨーを知って、さらに競技としてのヨーヨーを楽しみましょう。

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「フリースタイル競技」おさえるべき6部門

1個のヨーヨーとストリングを操る!1A

1Aは1個のヨーヨーとストリングを操る部門です。「ストリングトリックスタイル」とも呼ばれています。競技ヨーヨーでは最初に誰もが通るスタイルであり、そのためもっとも競技人口の多い部門です。代表的なトリックとしては、ストリングにヨーヨーを乗せるマウントやヨーヨーを直線軌道に跳ね上げて乗せるポップ、空中に浮いたストリングの輪に指を入れるリリースなどがあります。これらのトリックを駆使し、音楽に合わせてその技術や芸術性を競います。日本では新谷紫恩選手のスタイルとして知られている部門です。

ダイナミックなトリックが多い花形スタイル!2A

2Aは2個のヨーヨーとストリングを操り、トリックを駆使して描かれた軌道が採点されます。ダイナミックなトリックが多いのが特徴で、競技ヨーヨーの中でも花形のスタイルです。「ルーピングトリックスタイル」とも呼ばれています。主なトリックとしてはストリングを伸ばしたままヨーヨーを回転させるアラウンド・ザ・ワールドや、投げて戻ってきたヨーヨーを返すルーピング、ヨーヨーで弧を描くリーチ・フォー・ザ・ムーンなどがあります。日本人では高田柊選手のスタイルとして有名です。

精巧な技術力が勝負の決め手!3A

3Aは「ツーハンドストリングトリックスタイル」と呼ばれる部門です。2個のヨーヨーとストリングを使って複雑に絡むストリングをどう操るかがその見所といえるでしょう。たとえば、2つのヨーヨーをストリングに乗せたまま回すベルベット・ロールやストリングを交差させた状態でトリックを行うキンク・トルネードといったトリックが知られています。2つのヨーヨーを同時にマウントするツーハンドトラピーズなど、競技者の精巧な技術力が試されるスタイルです。

トリッキーなトリックとスリリングさが魅力!4A

4Aはヨーヨーとストリングが離れるのがその大きな特徴です。「オフストリングスタイル」とも呼ばれています。跳ね上げたヨーヨーをどのようにキャッチするのか、繰り出されるリスキーなトリックの数々とスリリングさがこの部門の魅力です。主なトリックとしては、ストリングの張力でヨーヨーを跳ね上げるトス&キャッチやピンポンのほか、ストリングで輪を作り、ヨーヨーに引っ掛けるオーバー・ウィップなどが挙げられるでしょう。世界大会を2連覇した岩倉玲選手が活躍している部門です。

まるでヌンチャク!5A

5Aは「カウンターウエイトスタイル」と呼ばれています。ヨーヨーとストリングの先のウエイトを操るのが特徴です。ヨーヨーとウエイトが描き出す軌跡が美しく、まるでヌンチャクを駆使しているかのように見えるスタイルです。主なトリックとしては、ヨーヨーでストリングを押すことでウエイトを回す360や、この360からさらに展開してヨーヨーの動きを反対側に切り返すビースティングなどがあります。そのほか、ヨーヨーとウエイト、ストリングのすべてが体から離れるエアリアルといった大技も見所です。

パフォーマンス力で勝負!AP

これまでは世界大会でのみ行われる部門でしたが、2018年から全国大会でも実施されるようになったのが「Art&Performance」部門です。略して「AP」と呼ばれます。この部門は競技ヨーヨーの大会で唯一、複数人での演技が許されています。ステージでは振り付けや音楽との同調性のほか、独創性・芸術性・エンターテイメント性などが採点の基準となります。

技術力よりも芸術性を主軸に審査が行われるのが特徴です。この部門ではヨーヨーの持つ幅広いエンターテイメント性を実感することができるでしょう。また、この部門では順位を決める代わりに「エンターテインメント賞」、「クリエイティビティ賞」、「アーティスティック賞」、全国チャンピオンタイトルとなる「グランプリ」の4つの賞により表彰されます。

全国大会の競技ルールとは?

全国大会のフリースタイルでは、演技は3分間の音楽に合わせて行われます。音楽トラックが3分に満たない場合は、そのトラックが再生し終った時点で終了です。

審査はオフィシャルジャッジによる採点制で、技術実行点(TE)とフリースタイル評価点(FE)の合計が点数となります。技術性と芸術性が採点基準となるといえるでしょう。それぞれの各部門は選択したスタイルでのプレイが採点の対象となり、それ以外のプレイをしても点数は入りません。たとえば2A部門は両手でのルーピングが採点対象ですので、片手のルーピングやストリングトリックを実施しても点数は入らないということです。

まとめ

競技ヨーヨーは日本だけでなく世界中で大きな注目を集めています。とりわけフリースタイル競技は技術力だけでなくパフォーマンス力が勝ち上がるための大きな要素となることが人気の理由です。6つの部門に分かれていますが、その中でどの部門が一番難しいということはありません。それぞれのスタイルの違いを知っておけば、さらに選手たちのパフォーマンスを楽しむことができるようになるでしょう。