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【日本ヨーヨー連盟監修】世界で熱いヨーヨーの基礎知識!ヨーヨーのセッティング方法
いまやヨーヨーは古き良きおもちゃではなく、世界中のファンを熱狂させるブームを巻き起こしています。高度なトリックを次々に魅せるヨーヨーのプレイヤーはまさにアスリート。彼らのようになるには、まずはきちんとセッティングしたヨーヨーで練習を始めましょう。ここでは、鮮やかなプレイの要ともなるセッティングの基礎知識を紹介します。
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目次
セッティング方法1.ヨーヨーをセッティング
ヨーヨーのセッティングは、まず、ストリングと呼ばれるヒモの長さを自分仕様に調整します。販売されているヨーヨーに付いているヒモは長めに設定されているので、そのままプレイすると床や壁に激突する可能性もあり危険です。
まずは、ストリングの先を持った手をヘソの高さに上げ、ヨーヨーが地面に付くくらいの長さに合わせて切りましょう。ストリングが短いと、アラウンド・ザ・ワールドやタワーなど長さを生かしたトリックが映えなくなりますし、長すぎればプレイ中に周囲にぶつかってトリックが失敗してしまいます。自分の身体のサイズに合ったヨーヨーをセッティングすることが重要です。
セッティング方法2.ストリングに輪っかを作る
ストリングを切り終わったら、端を2つに折って2本まとめて1度結び、最初にストリングに付いていた輪と同じくらいのサイズで輪を作っておきます。直径2cmほどの輪ができますが、これは指をはめるための輪ではありません。ここに指をはめてプレイすると、投げる時にプレイ中の遠心力でヨーヨーが指から抜け、飛んでいってしまう可能性があり危険です。
指をはめるには作った輪の中にストリングを通し、通してできた方の輪に中指を入れます。中指はあまり奥まではめず、第二関節の中央くらいで輪をとめるようにしましょう。こうすると、ヨーヨーの重みで輪がしまり、抜けにくくなるため安全にプレイすることができます。
初心者のうちは、練習中にヒモの圧力で指が痛くなってくることがあります。そのようなときは、指を保護するテーピング型のフィンガープロテクターを使うと痛みが軽減されるでしょう。
セッティング方法3.ストリングを本体に巻く
ヨーヨーのセッティングの3ステップ目は、ストリングを本体に巻くことです。本体中央の軸にストリングが固定されているタイプのヨーヨーであれば、片手で本体を持ち、もう片方の手で軸にストリングを巻きつければ完了です。
しかし、ベアリングが入っているヨーヨーなどは、軸にストリングを巻き付けようとすると空転してしまいます。そんなときは、本体を持っている手の親指でストリングの根元近くを溝の壁端に押さえながらもう片方の手で2〜3回巻き、その後本体側の親指を離すと残りもスムーズに巻けるでしょう。
ヨーヨーをプレイしているうちに、ストリングはどうしてもねじれてヨリができてしまいます。このヨリをそのままにしておくと、トリックが失敗しやすくなるうえ、コントロールに影響するため怪我の原因にもなり危険です。ヨリがきつすぎ、またはゆるすぎの状態は、本体を持ちストリングを地面に垂らすようにすると自然に戻ります。
また、サイドワインダーやUFOなどのトリックを挟むことで、プレイ中でもストリングのヨリを戻すことができます。
ヨーヨー上達は正しいセッティングから!
高度なトリックと鮮やかなプレイのためには、なんといっても正しいセッティングが要です。自分に最適なサイズに調整し、危険のない安定した付け方を意識すれば、ストレスなく練習できるので上達も早くなります。
練習していくうちにプレイスタイルが確立すれば、ストリングの長さなどが基本と変わることもあるでしょう。まずは基本にしっかりと習った正しいセッティングで練習し、自分ならではのプレイスタイルを見つけていきましょう。
この記事を監修したのは【日本ヨーヨー連盟】上村 哲弘さん
正式名称:一般社団法人 日本ヨーヨー連盟
(いっぱんしゃだんほうじん にほんよーよーれんめい)
(General Incorporated Association JAPAN YO-YO FEDERATION)
法人設立: 2010年12月17日(2006年より任意団体として活動)
代表理事:三居 弘典
理事:上村 哲弘
理事:松浦弘武
理事:黒澤 浩
理事:佐々木さや
監事:石川 伸一
*2020年3月4日更新