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クールな競技で話題のヨーヨー世界チャンピオンにインタビュー!#2 REI IWAKURA
自分だけのスタイルを追求する20代の男性を応援するAXE。現在、AMAZONでAXE製品をお買い上げいただいた売上の一部をヨーヨー連盟に寄付するキャンペーンを実施中!話題のWORLD YO-YO CONTESTチャンピオンに、自分らしいスタイルをインタビュー。第2回目は憧れの存在としてトップに立ち続ける岩倉玲選手です。
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目次
ヨーヨーのレジェンド!WORLD YO-YO CONTESTチャンピオン【岩倉 玲】選手にインタビュー
今最高におしゃれでクールな競技として、世界中から人気を集めているヨーヨー。毎年WORLD YO-YO CONTESTという世界大会が開かれ、若い世代を中心に注目されています。第1回目の高田選手に続き、今回はWORLD YO-YO CONTESTの審査員もつとめる岩倉玲選手に独占インタビュー!!
自分らしさ、自分だけのスタイルとは何かを求める20代男性を応援するAXEは、子供達や選手からも憧れの存在としてリスペクトされ続ける岩倉選手の魅力にフォーカス。会ってみて、すぐリスペクトされる理由がわかりました。
岩倉選手のかっこよすぎる生き方をご紹介させていただきます。これからどうなりたいのか、どんな風に行動するのか。20代男性たちのヒントがたくさんある岩倉選手のインタビューをCheck it out!
これがREI IWAKURAのスタイル
2016年のWORLD YO-YO CONTESTのプレイ
難易度の高い技をさらっとこなす岩倉選手がクール!
やはり、いろいろと紹介する前にこのプレイを実際に見て欲しい。どの選手ともかぶらない、彼のオリジナリティ溢れるヨーヨースタイルが見てわかる。独特の世界観でヨーヨーの技を繰り出す姿は1秒たりとも目が離せない。
ヨーヨーなんだけど、それだけじゃない。
何かショーを見ているような、エンターテイメントに溢れたスタイル。自分のスタイルをやりつつも周りに魅せるプレイは圧巻だ。
強くなれる理由は2つの軸
ーー 現在企業に所属しながらヨーヨープレイヤーととして活躍する岩倉選手。どんな経緯でそうなったんですか?
特殊な例ですが、今僕は自分が勤めている企業にスポンサーしてもらっていて。順番としては、大学を卒業して就職をしてから、声をかけてもらいました。
ーー 今年で31歳の岩倉選手。AXE世代の男性たちにとって、“やりたいこと”と“就職”と将来に悩む年齢でもありますが、岩倉選手はどうやって決断しましたか?
僕も大学卒業してプロ1本で行こう、と思った時期も正直ありました。でも、今後のことを考えて自分が後輩たちの選択肢を広げられる様な存在になりたいと思って。
20歳超えて、これからヨーヨーと言う競技にどっぷり浸かって闘っていくと言う中で、選択肢が競技だけじゃなくて、仕事をしながらでも闘えるんだよということを示したいと思ったんです。それが僕の今のテーマでもありモチベーションの1つでもあります。
彼がレジェンドと呼ばれる理由…それは後輩たちへの思いがスタイルににじみ出ているから。
諦めない。そして実現する
ーー 仕事と競技を両立し、世界チャンピオンとして実力もある。常にかっこいいスタイルを見せてくれていますが、その時間の使い方はどうしてますか?
僕、実は結婚していて子供もいるんです(笑)仕事も家庭もあって、それでヨーヨーの練習もする。もちろん学生時代から比べればヨーヨーにかける時間は減りましたが、その分密度の高い内容にする。学生時代6時間かけていたものでも、3倍の密度で2時間練習すると言う取り組みをすればいいかなって。
そういう時間のかけ方でも世界チャンピオンになれる!って。それを実証できるかどうかが、僕のテーマですね。
欲張りでいい、型にはまらないスタイル
ーー どうしてそう思うようになった?
ヨーヨーやジャグリングの世界もそうなんですが、大学卒業したら競技をやめてしまう人も少なくないんです。世界で闘えるレベルの人たちが仕事を理由にやめていくのが悲しくて。そうなんだけどそうじゃない。そのやり方次第でできるんだよっていうことを僕が示したかった。
熱いものを持っているけれどやめてしまう人もいます。でも、どっちかを取らなくていい。うまくバランスをとってやれればそれが相乗効果になって、仕事にも競技にもいい影響を与えてくれる。そういう前例になりたいし、僕がいるからって思って欲しい。だから、こうやって思いを応援してもらえたり、発信できる場所を与えてもらえることに本当に感謝しています。恵まれているなって。
最大の失敗から学ぶ
ーー 就職する前と、現在でヨーヨーに対して何か変わったことはありますか?
先ほども触れましたが、時間の使い方が大きく変わりましたね。限られた時間の中で最大効率化をどうやってするのかは常に考えてますね。
ーー それはどうして?
実は2013年にヨーヨー人生最大の失敗をしまして。前年に2回目の世界チャンピオンになっていて、この勢いで2年連続でいけるかなと思っていた矢先の大挫折で…結果6位だったんです。何よりの原因は、自分のせいで。演技の半分ぐらいミスをしている状態だったんです。これでよく6位になれたなと思うぐらい。
終わってから反省していた中で、自分のスタンスが学生時代と変わっていないことに気づきました。ちょっと前に構成考えて、曲もダラダラ探してたりして、これは世界大会に臨む態度じゃないなと。練習も体系化できていない状態ではダメだと帰りの飛行機で気づきました。
ーー 大会が終わってすぐに反省していたんですね。帰りの飛行機の中で反省していたと聞きましたが?
はい。世界大会開催地のフロリダから15時間、考える時間はたくさんあったので(笑)そこでなんでだろ、と考え続けて気づきがたくさんありました。
そして、とにかく悔しかったので次の日体育館に。そこで練習を体系化して時間の使い方を変えました。この出来事でヨーヨーへの取り組み方や“競技”に対する意識がガラッと変わりましたね。今までも世界チャンピオンはとってはいたんですけど、なんとなくやっていた部分もあったのですが、負けから学んだことは大きかったです。自分はまだ成長できる、伸びしろがあるって思えた。
やるべきことがあるということは、それだけ伸びしろがあるということ。
常に上へ、もっとうまくなりたい
ーー 挫折からの意識の切り替え。その中でどんなことを思いながら向き合ってきた?
家庭も仕事もありそれぞれの時間は限られています。その中で、休みの日に家族に時間をもらって練習をしていると思っているので、練習をする前よりも0.1%でもうまくなっていなければ意味がない。挫折する前はダラダラする時間もありましたが、今は練習する時は100%練習する時間にして、全力でヨーヨーと向き合っています。この時間を作ることが何よりも大切だと思いました。
ーー 2014年、見事世界チャンピオンに返り咲いていますよね。やはりこの意識の変化は影響した?
2017年世界大会4A部門、優勝時の2ショット
岩倉選手twitterより
そうですね。この切り替えをして、全日本・世界大会を優勝することができました。初のヨーロッパ開催ということで気合も入っていましたが、何より1年前に気づいてやってきたことを必ず結果に出すというプレッシャーを自分自身に課して臨みましたね。そこで、実は初めて完全にノーミスの演技ができて。(※ノーミスは約20年間の世界大会で史上初)そういう意味でも自分がやってきたことを実現できた瞬間だったかなと。
完成度を求めた先でもらった“最高の言葉”
ーー 今までで忘れられない出来事とは?
世界大会にきていたヨーヨーグランドマスターのデイルマイヤバーグさんから、「ヨーヨーに対するレイのリスペクトが伝わってきてとてもよかったよ」と褒めてもらえたことですね。
優勝はできませんでしたが、パフォーマーとしての完成度を自分なりに追求して誰が見ても楽しめるプレイができたかなと思えた時があって、その時に言われた言葉です。今でも写真を大事に持ち歩いています。
トップにいると言う意味
ーー ヘッドジャッジとして審査もこなされていますが、何か難しいと思うことはありますか?
当日だけでいうと、体力的な部分がありますね。自分の競技の練習だけに集中できればいいのですが、審査員をすると言うことはそういう部分でも常に緊張感を持っていなければいけないので。
ただ、他の人に任せればいいという考えはないですね。
選手の大会への信頼感を得るためにも、審査のクオリティは自分がしっかり責任を持ちたいですね。適当なジャッジでは選手も大会へのモチベーションが上がらないですし。
地元からヨーヨーを発信する
ーー 現在、メディア出演も多く、愛知県岩倉市のヨーヨー普及にも尽力されている岩倉選手。今年は初のジュニア大会も開催されるそうですね。
激レア!岩倉選手のバッグの中は‥
岩倉市のゆるキャラとコラボしたヨーヨーを発見!
はい。自分のパフォーマンスがメディアに取り上げられたことがきっかけとして、注目してもらえることが徐々に増えてきました。プロモーションとして、企業だけでなく行政とも取り組みができるようになってきたことは嬉しいですね。それがきっかけで子供たちも体育館を借りやすくなったり、ヨーヨーの練習場所の確保というのは結構課題だったので、行政に理解されてきたことはとてもよかったです。
ヨーヨーをみんなに広めたい。それも自分の“スタイル”
岩倉選手が久保田岩倉市長を表敬訪問!
愛知県岩倉市のマスコットキャラクター、【い~わくん】のツイッターもチェック!⬇︎
常に完璧を求めること
ーー 大会ではとてつもない緊張感の中、たった3分で自分を表現するヨーヨー。岩倉選手のメンタルの作り方は?
僕は緊張することは悪いことだとは全然思わないんです。ある程度の緊張感の方が集中できますし。練習してきたという確固たるベースはしっかり持ち自信を持つこと。そして、練習したからには絶対決めるというモチベーションにするようにしてます。
あとは完成度を重視してます。練習の段階で完璧にできるものでないと本番に持っていかないですね。人にみせるパフォーマンスとして、誰が見てもわかるのは「完成度」だと思うので。準備の段階から完成度は常に追求しています。
ーー メンタルの鍛え方は?
プレッシャーとの付き合い方でいうと、本番前のルーティーンは決まっています。特に一番最初にやる技の確認はしっかりやります。一番最初が一番緊張するタイミングでもあるので。精神的にも一番最初の工程をやりきるところが大切なのかなと。
そして、どんなに緊張していても練習で完璧にできたことはできるので。100%の自分を出すために、準備の段階から完璧でいるように心がけていますね。
誰でもできるようにする方法を見つけたい
ーー 岩倉さんにとってかっこいいとは?
自分のやりたいことを実現できる人ですね。プロセスの中でトライアンドエラーを繰り返して、それをロジックで考えて目標を達成できる人はすごいかっこいいですね。簡単ではないですが、突き詰めて努力する。
そしてできるかわからない技を練習して、それを発見して成功するためのコツまで見つけられる人たちは本当に尊敬しますね。0から1にすることはやっぱり難しいですから。これだけ時間をかけてももしかしたらできないかもしれない。そんな中で行動して、それを見つけて共有できるところまでいける人は、やっぱりかっこいいです。
友達が増えることが最大の魅力
ーー ヨーヨーの魅力とは?
やはり世界中に友達が増えることかなと。ホテルないから泊めてって言える友達が世界にたくさんいます(笑)1年に1回しか会えないんですが、それでも昔からの友人のように仲良くて。お互いが一番好きなもので繋がれたっていう所も繋がりが強い理由なのかなって思いますね。
ーー 常に周りからリスペクトされている岩倉選手から、後輩たちに伝えたいこととは?
そうですね。ヨーヨーは人との繋がりを作ってくれるものなので、そこは大事にして欲しいなって。今の自分もいろんな人との繋がりの中でこういう機会をいただけているので。
あとは、チャンピオンになった子たち言いたいことは、チャンピオンとして権利と責任があるということをわかって欲しいですね。自分がどう見られているのかを意識することで、貰えるチャンスも増えてくると思います。それによって、できることも増えてもっと楽しめることが増える。そういう機会を貰える立場にいるからこそ、しっかり外見内面含めて意識して欲しいですね。
こうしてAXEさんにサポートいただいているように、匂いや髪型を含めて外見を意識することはすぐにでもできることなので、ぜひやって欲しいです!
ーー AXE製品は持ち歩いていたりしますか?
はい!マッドワックスが好きで使っています。僕のヨーヨーのスタイルはよく動くので、崩れないスタイルができるのでお気に入りです。あとジェルも一緒に使っています。AXEの香りは汗をかく男性にとってはかなり味方です。匂いを消してくれるので助かりますね。
他の選手にも使ってもらって、格好良くプレイしてほしいですね!
Magicは常に自分の中にある
ーー Find Your Magicから感じることは?
普通に生活していたらステージで注目されることは少ない中で、自分が一番好きなもので自分らしいスタイルでできたその瞬間、みんなの注目と拍手がもらえる。この“瞬間”は、間違いなく自分がヒーローになれる。僕はその瞬間を見ることがすごく好きで。
頑張って好きなことで輝ける時、それがいろんな人たちが自分の中のMagicが輝く時なのかなと思いますね。どうしても決めたい技を大舞台でバシッと決めた時、それが世界中の人から認めてもらえる。あの体験は忘れられないし、その努力の結果が人をヒーローにするんだと思います。
岩倉 玲プロフィール
静岡県出身。世界最多のチャンピオンタイトルを持つ、日本を代表するヨーヨープレイヤーの一人。2006年の全国大会4A部門優勝を皮切りに、第一線で活躍し続けている。近年では同時に2個のオフストリングヨーヨーを操る「ソロハム」系トリックでも有名。大道芸ワールドカップ(オン部門)への出演歴もあり、パフォーマーとしての顔も持つ。2015年の中部地区大会では「地区大会10連続優勝」を称えられ、日本ヨーヨー連盟よりジャッジ特別賞を受賞。
■活動経歴
1997年11歳にてヨーヨーに魅せられプレイを始める
2004年公式大会初参加(西日本大会)
2006年全日本大会にて初優勝
2009年大道芸ワールドカップin静岡 on部門 へ「blackray」として参加
全港搖搖公開大賽(香港全国大会)ゲスト及び審査員
2010年大道芸ワールドカップin静岡 on部門 へ「blackray」として参加
全港搖搖公開大賽(香港全国大会)ゲスト及び審査員
championnat de france de yoyo (フランス全国大会)ゲスト及び審査員
2010年~現在 全国大会/地区大会 公式審査員
2013年WORLD YO-YO CONTEST(世界大会) 審査員
■大会受賞歴
2006年全日本ヨーヨー選手権大会(全国大会) 4A部門 優勝
2008年WORLD YO-YO CONTEST(世界大会) 4A部門 優勝
2009年全日本ヨーヨー選手権大会(全国大会) 4A部門 優勝
WORLD YO-YO CONTEST(世界大会) AP部門優勝
2011年年Asia Pacific Yo-yo Championships(アジア大会) 4A部門 優勝
2012年WORLD YO-YO CONTEST(世界大会) 4A部門 優勝
2013年全日本ヨーヨー選手権大会(全国大会) 4A部門 優勝
2014年全日本ヨーヨー選手権大会(全国大会) 4A部門 優勝
WORLD YO-YO CONTEST(世界大会) 4A部門 優勝
2015年全日本ヨーヨー選手権大会(全国大会) 4A部門 優勝
WORLD YO-YO CONTEST(世界大会) 4A部門 第3位
2016年全日本ヨーヨー選手権大会(全国大会) 4A部門 優勝
WORLD YO-YO CONTEST(世界大会) 4A部門 優勝
WORLD YO-YO CONTEST(世界大会) 4A部門 優勝
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