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調香師とはどんな仕事?世界的に有名な調香師と代表作も解説
調香師の仕事は香りを調合すること。フレグランスや化粧品、食品に使われる香料など、さまざまなものの香りを調合しています。この記事では、調香師の仕事や調香師になる方法、有名な調香師と代表作、世界的な調香師が手がけたおすすめのフレグランスを紹介します。調香師についての理解を深めていきましょう。
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目次
調香師とは?

香りを調合するのが仕事である調香師。調香師はフレグランスや食品に使われる香料など、身近に使われるものの香りに関わっています。まずは、調香師の仕事について解説します。
調香師の仕事
調香師の仕事は、数ある香料を調合すること。調香師が扱うのはフレグランスや化粧品、洗剤、食品とさまざまです。香水やフレグランスを調合する調香師はパフューマーと呼ばれ、食品など口にするものの香料を調合する人はフレーバリストと呼ばれます。
パフューマーは、植物や花の香りを組み合わせて新しい香りを生み出していくのが仕事です。一方でフレーバリストは、食欲をそそるような香りを作るなど、食品をより美味しくするために香りを組み合わせる仕事をしています。
調香師になる方法
調香師になるには、まず大学で化学や薬学などの学部に入ったり、調香師を目指せる専門学校に入ったりして基礎的な知識を学びます。その後、企業に調香師として就職し、働きながらスキルを磨くのが一般的です。
調香師は香りのメカニズムや、安全性を理解するために科学的な知識が必要とされます。必要な国家資格はありませんが、調香に関する知識を持っていることを証明する「日本調香技術師検定」があります。
世界的に有名な6人の調香師

香水業界には世界三大調香師と呼ばれる調香師をはじめ、有名なパフューマーが多数存在しています。ここでは世界三大調香師を含む、有名調香師5人のプロフィールや代表作を紹介します。
アン・ゴットリーブ

アン・ゴットリーブは、エスティ ローダー夫人に師事し、彼女の指導の下でフレグランスの芸術、科学、ビジネスを学びました。 1983 年に独立し、「アン ゴットリーブ アソシエイツ」という会社を設立。
代表作は、カルバン・クラインの「オブセッション マスターブランド」、AXE「ダークテンプテーション」、マークジェイコブス「デイジー」など、男女問わず世界的有名ブランドの調香を担当しミリオンヒットを続出させる、香りの魔術師です。
ジャック・キャヴァリエ
世界三大調香師のひとりであるジャック・キャヴァリエは、1962年に生まれたフランス出身の男性の調香師です。調香師である父の影響もあり、8歳には調香師になると宣言していたそう。父に「香りとイメージを合わせて記憶するように」と教えられ、香りを作るときは頭で香りとイメージを結び付けてから作っています。
代表作はブルガリの「ブルガリ プールオム」です。すっきりとした上品な香調が特徴のメンズ用香水の傑作で、ダージリンティーのやわらかい香りを再現しています。ジャック・キャヴァリエはこの香水をきっかけに、ルイ・ヴィトンの専属パフューマーを務めるようになりました。
ソフィア・グロスマン
ソフィア・グロスマンも世界三大調香師のひとりで、1945年にベラルーシで生まれた女性の調香師です。1960年代にニューヨークに移住して、インターナショナル・フレーバー・アンド・フレグランス社に入社。1970年代に香水を制作するようになります。
代表作はイヴ・サンローランの「パリ」。その名の通りパリの街をイメージして作られ、ローズを中心にフローラル系の香りが華々しく広がる香水です。ソフィア・グロスマンはその他にもエスティ・ローダーの「ビューティフル」やランコムの「トレゾァ」を発表しています。
ジャック・ポルジュ
世界三大調香師のひとりであるジャック・ポルジュは、1943年フランスで生まれた男性の調香師です。1978年にシャネルのスカウトを受け入社しました。シャネルの専属調香師として数々の名作を発表し、2015年に退任します。その後シャネルの専属調香師のポストは、彼の息子に受け継がれました。
代表作はシャネルの「ココ」。エキゾチックで大人っぽい、オリエンタルな雰囲気の香水です。クラシカルで重厚感があり、シャネルらしいラグジュアリーさが楽しめます。他にも「エゴイスト」や「チャンス」といった有名な香水を作りました。
クリスティーヌ・ナジェル
クリスティーヌ・ナジェルは、1958年に生まれたスイス出身の女性の調香師です。はじめは研究職に就いていましたが、ある調香師との出会いをきっかけに香水の世界に入ります。イギリス発のブランド・ジョーマローンの香水を多く制作し、その後2014年にエルメスの専属調香師に就任しました。クリスティーヌ・ナジェルは纏う香りを性別によって制限しない、ジェンダーレスな考えを持つ人物です。
代表作はジョーマローンロンドン「イングリッシュペアー&フリージア」。みずみずしい洋梨の香りから、石鹸のような香りへと変化していく清潔感のある作品です。
大沢さとり
大沢さとりはフレグランスブランド・パルファンサトリの代表で、世界的に有名な日本人調香師です。母が華道教室をしていたことや、小学校が自然に囲まれていたことから、子ども時代を植物とともに過ごしました。その後ハーブやアロマに興味を持ち、独学で勉強していくうちに調香師を目指すようになったそうです。
代表作は「サトリ」。最高峰のお香である伽羅(きゃら)をテーマにしており、どんなシーンにも合うようなウッディ系の香りが特徴です。他にも抹茶の香りを再現した「ひょうげ」など、日本人の感性に合う香り作りをしています。
世界的調香師が手がけたおすすめのフレグランス

『アックス フレグランスボディスプレー』は世界的調香師・アン・ゴットリーブ氏が手がけたフレグランス。香水より自然に香るので、より手軽に好みの香りが楽しめます。ここではその中からクリックとゴールドの香りを紹介します。「香りの魔術師」とも呼ばれるアン氏の生み出す香りをぜひ一度お試しください。
『アックス フレグランスボディスプレー クリック』

『アックス フレグランスボディスプレー クリック』は、スパイシーシトラスの香りがさりげなく香るボディスプレーです。さわやかで開放感のあるトップノートから、ムスクとアンバーの洗練されたラストノートへと香りが変化します。洗練された印象を与えられるでしょう。
『アックス フレグランスボディスプレー ゴールド』

『アックス フレグランスボディスプレー ゴールド』は、ウッドバニラの香りのボディスプレーです。フルーティーなマンダリンの香りから、ほんのり甘いウッドバニラの香りへと変化します。上品で清潔感のある印象を演出できますよ。
男性に人気の香りとは?おすすめフレグランスボディスプレーをご紹介!
香りケアにおいて、普段使いでは香水と同じようにマストアイテムになってきているのがメンズのボディスプレー。爽やかに香るフレグランスは、メンズの魅力をよりアップしてくれます。気軽に香りを纏えるフレグランスボディスプレーを気になっている方も多いはず。そんなメンズのみなさん必見の、おすすめフレグランスボディスプレーをご紹介。
調香師の作品であるフレグランスを楽しもう

フレグランスの香りは、調香師の生い立ちがインスピレーションになっていることもあります。調香師の作品であるフレグランスを、調香師の人柄を感じながら楽しんでみてください。