競泳選手です。 2020年東京で行われる国際大会で日本代表を目指していて、競技は自由形です。
始めたのは生後10ヶ月です。選手コースにいったのは小学校1年生で、五輪を目指したのは大学2年生のときです。
ー 大学2年生のときのきっかけは?
小学校の卒業文集にはすでに「水泳選手でオリンピックに出る」って書いたり、「プロサッカー選手になる」と書いていました。 それまでは、ジュニアの日本代表には選出されたことはあったんですが、大学2年の時に初めてシニアの日本代表に選ばれて、そこから代表って面白いなって思いました。そして、日本代表に対しての覚悟ができて。
そこから、日本代表として大会に出場することが“夢”から“目標”に変わりました。
今が1番辛いのかもしれません。今まで大変だと思ったことはあまりなかったんですが、肩の怪我でドクターストップが入り、チームにも迷惑をかけてしまったので、もう出れないかなと思っていました。 東京という自国開催は気になるけれど、やめても良いかなという思いが出てで少し休養していたんです。 リオでメダルを獲れて、五輪に出るという目標は達成したし。
ー いつぐらいまで休養していたんですか?体がものすごい絞られている気がします!
10月ぐらいまで休養していました。 再始動してから、バイクを毎日1時間トレーニングしたりして必死で体作りをしました。
僕は、競泳の日本代表の中でも一番身長が小さくて。 この身長だからこそできる泳ぎが、肩を柔らかくして伸ばして泳ぐとか、いろいろ努力してやってきました。もともと体がすごく硬かったんですけど、毎日ストレッチをした結果柔らかくなったり。 そういうのを高校生の時にし始めて、インターハイで優勝したり成績を残せるようになりました。 “努力すれば速くなる”ということを知ったからこそ、今までやってきました。 今は肩が痛くて自分の思うような努力ができないので。練習でやっぱりできないと、試合で自信につながらないんで。今が辛いなーって思いますね。僕は練習が好きなんで。
萩野と小堀っていう、リオでリレーメンバーで一緒に組んた二人が11月の試合で良い記録を出していて、そこから萩野は復活して。
それ見た時に、「ああ、もうあと少ししか水泳人生ないんだろうな」って。それなら今頑張ろうって思い、今に至ります。
そして、何より応援してくれる人の為。もうすぐ大会だという気持ちでモチベーションを奮い立たせました。 なので、今一番頑張ろうと思っている時期でもあって、芯がブレなくなったタイミングでもありますね。肩が痛くて自分が思うような泳ぎができないので、辛いと思うこともあったりますが。 いろいろなことを考えることが多くなっている時期でもあります。
“我が道を歩む” そして、何事も学び、吸収すること
ー 何かきっかけがあったんですか?
もともと父から教えられた言葉です。父からは、僕が小学校2年生ぐらいの時から「我が道を歩め」と教えられてきました。 小さい頃から水泳、サッカー、塾など習い事をたくさんしていましたが、どれも自分からやりたいって言ってやっていました。 大学進学時も、スカウトが20校ぐらい来てどこでも好きな大学を選べる状況にありました。それこそ有名大学とか。ですが、親は自分で行きたいところを選びなさいと見守ってくれていました。今の職業も自分で決めましたし。
きっかけは親からもらったものも多かったですが、いつも自分でやりたいことを決めてきました。
負けず嫌いなのでどんな時でも1番を目指す。限界を作らないようにしています。
ー 相当な負けず嫌いだとか?
はい(笑)何事に対しても負けず嫌いですね。そして完璧主義者かもしれません。できないと追求したり。練習とかもできなかったらずっと居残ってやったり。なので、見た目とのギャップが激しいとよく言われます(笑)
ー 確かに(笑)なんでもスマートにこなしてそうなイメージでした。意外です!
自分で言うのもアレですが、結構真面目で努力家だと思います。努力しないと結果も残せなかっただろうなって思いますし。 もともと才能があったわけではないので。僕は高校ぐらいまでは全然速くなくて努力をして成績を残せたタイプなので。どこかしらスキルはあったとしても、僕は努力で勝ち取ってきたから。
自信を持って、努力家だとは言えますね。誰よりも練習をしていると。
ー ここでプライベートな質問を。江原さんの恋愛観を教えてください!
結構恋愛に悩む、真面目に考えるタイプです。
ー 意外です!悩まなそうです(笑)
よく言われます(笑)結構いろいろ考えますよ。
ー どういうところに魅力を感じますか?
見た目よりも中身をみることが多いです。 今までは好きってアプローチされて付き合うタイプだったんですが、追いかけたいかもしれません。 彼女、募集中です!(笑)
試合までの練習期間、ものすごいトレーニングをしています。それを踏まえて、たった2分のレースで全力を尽くす姿を見てほしいです!
ー AXEでは、“もっと自由に、もっと正直に、自分の魅力は自分の中にある、解き放て”という言葉とともに、「FIND YOUR MAGIC」というブランドメッセージにをみなさんに送っています。このメッセージについて感じることはありますか?
自分らしさというテーマは、僕に合うなと感じますね。僕も、人と同じようなことや誰かがしていることの真似をすることは嫌いで。
ー 自分が好きなものはずっと愛用する?
そうですね。 私服とかも雑誌も見なかったり。ブランド関係なく好きな服を着たりするし、自分自身のこだわりが強いんです。名前も騎士と書いて「ないと」と読むんですが、バーバリーが騎士のロゴなんでバーバリーが好きだったり。
「我が道を歩め」という父の言葉をずっと胸に刻み歩んできたので、“自分らしさが自分らしさ”って感じです。
そして、素直に真っ直ぐに。自分らしく諦めないことです。
ー 好きな格言があるとか?
『もう一度、また何度でも今の人生を生きたいか?』by ニーチェ
です。今の携帯の待ち受けにもしています(笑)今の自分が後悔しないように生きたいと思っています。
2020年東京開催の国際大会に出場し、国民の皆さんに元気や感動を与えたいです。そして、水泳を通じて身体を動かす楽しさや水泳が速くなりたいという方の追求の手助けをしていきたいです。
ー そのあとのヴィジョンはありますか?
地方などはスポーツ振興に力を入れてはいるが、資金が不足していることも多くあります。そのために、こどもたちがスポーツを続けていく環境が少なくなる可能性もあるので…。 そこで自分が何か役立てて発展できるようなことがしたいです。僕は山梨出身なのですが、スポーツでお世話になった企業さんやメーカーさんとともに、こどもたちや起業自身も発展できるようなことをしたいと考えています。
まだ26歳ではあるのですが、10代20代にやり残したことがたくさんあった気がして。自分がしたいことがあるなら、もっとスキルを磨いたり資格を取ったり、もっと学んでおけばよかったと思うことがあります。 今まで水泳しかやってこなかったのですが、これから水泳辞めてからの人生のほうが長くなってきます。その時に、自分らしく生きれるように、「学べることをできるときにやる」ということは大切だと思います。 あとは、したいと思ったら躊躇しないでするべきかなと思います。人をうらやましがったり、憧れる人がいるならば、近づけるように努力することが大切かな、と思います。 これから就職活動をする方達も、こうなりたいけど違う方にしようと思うなら、やりたい方の業種をやって欲しいなと思います。
江原 騎士(えはら ないと) 生年月日:1993年7月30日 年齢:26歳 出身:山梨県甲府市 最終学歴:山梨学院大卒 泳法:自由形
主な戦績: 2016リオ五輪 800mリレー 銅メダル 2017 世界水泳日本代表 2018 日本選手権400m自由形優勝 2018 アジア大会400m自由形2位 2019世界水泳日本代表 (2017,2018年は400m自由形日本ランキング1位)
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