フランス発祥のトレーニングのカルチャー『パルクール』の実践者で、アスリート、パフォーマー、コーチとして多面的に活動しています。
基本的には、走る、跳ぶ、登るといった動作を組み合わせ、自分の身体と向き合うトレーニングカルチャーです。 スポーツ的な要素もあり、現在では各所で大会が行われていますが、そこでの種目は主に二つ。
①フリースタイル ②スピード
私は2種どちらもやっています。
中学時代にテレビで、パルクール創始者集団YAMAKASIを見たのがキッカケです。しかし、当時日本ではレッスンや施設もほとんど無い状態だったので、始め方もわからずずっとその気持ちを閉じ込めたままでした。 大学4年生になった時その気持ちが爆発してしまい、就職という道を選ばずに、パルクールを始めました。
ーー 中学生の時から気持ちを抱いていたのですね。
そうですね。もともと壁をよじ登ったり飛んでみたりすることが好きで。今思えば、3歳ぐらいから押入れから飛び降りたりしていました(笑) 中学生の時、「これじゃん!!」と思ったのですが、当時はパルクールの動画も情報もあまりなくて始められなかったことを覚えています。
大変だった事は、日本でのパルクールの普及という前例がないことを仲間としているので、大変なこと続きです。 やめたいと思ったことはありません。
パルクール自体が物理的な壁や精神的や壁を乗り越えるトレーニングなので、物事をパルクールに置き換えて考えることを意識しています。 特に仲間と協力し合うことが、いちばん大切な事だと思っています。
シルエットは90’s HIPHOPスタイルが好きですね。 服をこだわることは、競技にも実は繋がっていて。パルクールなどのアーバンスポーツはユニフォームが決められていないので、逆に“服をこだわる”のも、競技性の一部だと思っています。
ウエアにはPeak Performanceというブランドを着たり、ドイツの腕時計ブランド「ZIIIRO(ジーロ)」をつけたりします。今つけている「ZIIIRO(ジーロ)」は、コラボモデルを出させてもらっていて、色などデザインにも携わりました。
トレンドは、意識的には気にしないけれど、入ってきた情報を参考にすることはあります。 でも、基本は自分の感覚で服選びをしています。
他のスポーツやカルチャー(特にアーバンスポーツ等の境遇が似ていて、かつ先を走っているカルチャー)からインスパイアを受けて、既存の動きだけではなく自分が心からカッコいいと思う動きを追求することを大切にしています。
パルクール界にまだない、しかし他のカルチャーでは既にあって自分の心が揺れる動きを、パルクールに落とし込んだスタイルです。
特に、自分の感性に従うことを常に意識しています。
パルクールは、できると分かっていても、環境に左右され、怖くなってしまう場面もあります。それは人生においても同じで、自分と向き合うというトレーニングを通して成長させてくれる。それがパルクールの魅力です。
パルクールを通して人生を強く生きる仲間、大募集中です。
老若男女問わず、すべての人にトライして欲しいです。日本では、ようやくパルクールが知られてきたところですが、海外では子どもからお年を召された方までやっています。
ヨーロッパの方には国営のパルクール公園があって、年齢性別を問わず自分にできることをやっています。やる人それぞれにステップがあって、パルクールって実は入口のハードルが低いんです。 日本でメディアに出るものだとエクストリーム(高い技術が必要)なものが目立っていますが、実は誰でもできるんだよって言うことを伝える活動も、自分の中では大切にしています。
ーー AXEでは、【もっと自由に、もっと正直に、自分の魅力は自分の中にある、解き放て】という言葉とともに、『FIND YOUR MAGIC』というブランドメッセージをみなさんに送っています。このメッセージについてTAISHIさんが感じることはありますか?
僕が日々過ごす中で感じる事やモットーとしている感覚にとても近いです。 どうしても、この世界を生きていると、本当は自由なのに不自由に感じたり、正直でいたいのにそうなれなかったりすることは多々あって、それってなぜかというと多くの場合は人の目を気にしてしまうからだと思います。
だからこそ、あえて他人の目を気にせず、自由に正直に生きることが自分の魅力を引き立て、 結局そういう良い状態でいると、逆説的に人を喜ばせてあげられるのではないかと考えています。
私も常に解き放たれた状態でいたいです。
ーー 自分をしっかりと持って輝かれているTAISHIさんに憧れる人がたくさんいます。自分自身の魅力や自分らしさを磨くために、普段からしていることはありますか?
普段から物事の良い部分を見るようにしています。基本的にプラス思考でいつも笑っています。
なので、自他共に良い部分を伸ばすことは得意ですが、逆にマイナス面を埋める作業が苦手なので、そこは常に意識して努力していますし、もっと努力が必要だと考えています。
僕、普段からニコニコしている方なので、ダンディさが欲しいんです(笑)個人的には。 髭とか生やしちゃってダンディな雰囲気を醸し出しているけれど、笑うと子供みたいな面があるみたいな男性を目指しています(笑)
かっこよくなりたいという思いを持つ男性の方たちに僕が伝えるとしたら… なんでも、真似事から入ればいいんじゃないかって思います。
よく「自分らしくありたい」とか「自分探しの旅」と言うけれど、自分を探す前に自分はそこにいるからなって思うんです。
だから、まずは好きなものを真似てみて、自分が思ったままにやることがいいんじゃないかって。
“持ち前のプラス思考と笑顔をもとに、人にハッピーを送り続けること”です。
また、固定観念に囚われない柔軟さがあると思うので、競技的側面でいうとまだパルクール界にはない動きを創り続けることです。
抽象的な夢は、自分と自分の周りの人たちが明るい気持ちで日々過ごすこと。 夢というか、個人的な野望でいうと、TAISHIというオンリーワンなスタイルで世界ナンバーワンを勝ち取ることです。
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TERRACE Athletics – テラスアスレチックス オフィシャルサイト
子どもは子どもらしく遊びながら、大人も子供に戻った様に身体を動かしながら、自分が持っている身体の能力を取り戻し磨きを掛ける、それが「TERRACE Athletics」です。
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まるで現代に生きる忍者。パルクールとは一体何か。 2000年代に突如頭角を表すと、今ではストリートカルチャーを象徴し、近年オリンピック化が期待されるまでに競技としての注目も集めるパルクール。そんな日本パルクール界の第一線でシーンを牽引し続けている monsterpk が、リアルなパルクールシーンとは何かを語る。
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街中を縦横無尽に走る、登る、跳ぶ。 日本が世界に誇るパルクール集団『 monsterpk 』公式WEB SITE、トップページ。
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